私は、啓明学院を卒業後、関西学院大学総合政策学部での学びを経て、防衛省に入省しました。
現在は、課の窓口として防衛協力・交流、軍備管理・軍縮に係る国際会議の他省庁・他課との調整や、国会・報道対応に携わっています。
今の私があるのは、私の可能性を引き出し、伸ばしてくださった啓明学院の先生方のおかげだと強く感じています。
在学中は、中・高6年間を放送部、高校1年間は茶道部と兼部し、司会アナウンスや礼拝での聖書拝読、クリスマス礼拝での絵本朗読など、大勢の前で話す機会を数多く経験させていただきました。
中学では、当時の英語の先生が、海外経験がなかった私にAdvanced English classの受講を進めてくださり、そこでの授業が留学を意識するきっかけとなりました。また、クラス礼拝の際には、ALTの先生に代わり聖書の英語朗読をさせていただくなど、先生方は私の挑戦をいつも応援し、温かく見守ってくださいました。
高校で経験した1年間の米国留学では、かけがえのない経験の数々と、今も連絡を取り続ける、国境を超えたもう一つの家族と友人ができました。
この留学で、初めて外から日本を見る機会を得たことにより、「日本の平和・安全を守り、未来をつくりたい」という想いが芽生え、後に防衛省入省を志すきっかけとなりました。
啓明学院で学んでおられる皆様には、在学中に、ぜひ様々なことに興味を持ち「自分が何をしている時、何を学んでいる時が一番楽しいか」を見つけていただきたいと思います。私の場合、それは「英語を話している時、安全保障を学んでいる時」でした。啓明学院には、チャレンジする機会と環境、そして皆様を温かく見守り、そっと背中を押してくださる先生方がいらっしゃいます。どうぞ皆さまの学生生活が、実りあるものとなります様、心よりお祈りしています。
次回は・・・
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